田んぼのど真ん中で、最高のコーヒー豆に出会った話
ここ数年、私の生活にしれっと居座ってる豆がある。コーヒー豆の話です。
西日が入る時間に、コーヒーミルでカリカリやる。あの音がもう、半分くらい目的になってる気がする。
田んぼのど真ん中に、その焙煎所はあった
豆を売ってるのは、秋元珈琲さんっていう焙煎所。田んぼのど真ん中にぽつんとあって、ナビがなかったら絶対たどり着けない場所だった。
買って帰る車内が焙煎したての豆の香りで琥珀色のカフェになる。後ろに鎮座している豆たちの存在感が本当に圧倒的。
豆の名前が、いちいち綺麗
ここはブレンドが中心。で、その名前がいちいち良いんですよ。店主さんが日本の風景から取ってインスピレーションでつけてるらしい。
- 六花(りっか)
- 芝草(しばくさ)/無農薬栽培豆使用ブレンド
- 舞白(まいは)
- 田綾(たあや)
- 遥灯(はるひ)
- 咲雨(えみう)
- 瑠日(るか)
読めます?私は半分読めなかった。でも口に出すと全部やわらかくて、味の前に名前で好きになってる。
「ブレンドの方がうまいから」の一言にやられた
私、ずっとストレート派だったんです。ブレンドってせっかくの個性が、、、みたいな偏見があって。
そしたら店主さんがあっさり「ブレンド主体なのは、単純にそっちがおいしいから。豆同士が補い合って、味に幅と奥行きが出るんですよ」と。
…はい、偏見でした。試飲させてもらって、完全に黙った。
おまけの豆が、これまた当たり
いつもは「芝草」を豆で買ってる。実はこれ書いてる今も、まさに芝草を淹れて飲んでるところ。
で、毎回おまけで深煎りの豆を同梱してくれる。三角の茶色い手作りの袋に、カップ2〜3杯分くらい。しかも手書きのメモで「いつもありがとうございます」って。秋元さんの気持ちが伝わってくるんです。
肝心の豆の名前は、聞きそびれてるんですけどね(笑)。今度注文するとき絶対に聞こう、と毎回思って、毎回忘れてる。
引っ越して買えなくなった、と思ったら
今は他県に引っ越しちゃって、あの田んぼの焙煎所に気軽に行けなくなった。地味にショックだった。
…と思ったら、ネットで取り寄せられると判明。今もちゃんとカリカリやれてます。このご時世、ありがたい。
また、あの田んぼに会いに行きたい
結局あの豆、香りも名前も店主さんも田んぼの中の焙煎所も全部ひっくるめて好きなんだと思う。いつかまた、あの田んぼまで行ってみよう。麦秋の黄金色が素敵な時に。
