ハワイオプショナルツアーのシゲルさん

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ハワイに行った時のことです。

現地でオプショナルツアーを二つ申し込みました。一つは「天国の海(サンドバー)」、もう一つはノースショアでビッグウェーブを見るツアー。今回はノースショアの方の、ちょっと忘れられない出来事です。

2人だけのツアーと、シゲルさんの無茶ぶり

その日のツアー客は、私と名古屋出身の会社員の男性の二人だけ。

オプショナルツアーって、普通は最少催行人数が3人からみたいなんですよね。人数の行き違いがあったまま催行する羽目になった主催のシゲルさんは、「まいったなぁ~、ほんとは3人からなんだよね~」と困り顔。

そして、とんでもない提案をしてきました。

「金額もそのままで、二人でもいいからさ、俺の行きたいところもツアーに入れていい?」

…と、言い出しました(笑)。私ともう一人の男性は顔を見合わせて、どちらからともなく「いいですよ」と返事をしてしまったんです。だって、現地のツアー主催者が「自分の行きたいところ」を入れてくるのなんて、滅多にない。人生一回きりだし、この人(名前はシゲルさん)と3人で珍道中も悪くないかなって。

車の中で始まった、お国自慢合戦

ツアーの車の中で、シゲルさんが「なんか、みんな初めましてだしさ。盛り上がらないから、それぞれ、お国自慢合戦でもしてくれない?」と言い出しました。

これがもう、勝負にならない。だって、名古屋ってね、名物がめちゃくちゃ多いんですよ。かたや埼玉は…食べ物も観光も「何もないのが自慢」なくらい(笑)。十万石まんじゅう、草加せんべい、彩果の宝石、川越の芋恋…最近こそ少しは名物らしきものも出てきましたけど。

で、名古屋のそいつがね、自慢気に言うんです。「悪いけど埼玉とは比べものにならないよ。味噌カツ、みそ煮込みうどん、どて煮、味噌おでん、ひつまぶし、台湾そば、あ、外郎もあるし。埼玉は草加せんべいくらいだよね」。悔しいけど、ほんとなんですわ。

「なによ、みそばっかじゃない」と悔し紛れに返したら、すかさず「男は黙って八丁味噌」ってぶっこんできて。シゲルさん、ウケちゃって。…無駄な小競り合いしても仕方ないんですけどね。小さっ(笑)

(おまけの後日談。その彼、後日わざわざ私の友達のところへ味噌煮込みうどんと外郎を送ってきたんです。「私と分けてくれ」と。でも白状すると私、味噌煮込みうどんも外郎も、何ならひつまぶしも手羽先も全然好きじゃなくて。名古屋には住めません(汗)名古屋の人、ごめんなさい。

骨董屋はまさかの休み、それでも止まらない

まずはツアー正規コースのモアナルアガーデンへ。日立グループのCMでおなじみ「この木なんの木」のモンキーポッドがある公園です。シゲルさんも、ここは一応ちゃんと案内してくれました(笑)。

そのあとが本番。シゲルさんの行ってみたいところは、なんと「骨董屋」。仕事でもプライベートでもなかなか行けなかったんだとか。まあ行ってみますか…と向かったら、まさかのお休み。残念。テンションの下がったシゲルさんは、懲りずに次の行き先を投げつけてきます。

ノースショアへ向かう途中、パイナップルで有名なドール・プランテーションに寄り道。ここで姉のワンコ用に、かっこいいナイスなTシャツを買いました(笑)。

ノースショアと、ワイメア渓谷の滝つぼダイブ

ノースショアは、いい波が来るサーフィンのメッカ。世界中のサーファーが集まる聖地です。

で、シゲルさんの「最終目的地」はワイメア渓谷の奥にある滝とプール。マニアックな提案に苦笑いしながらついていくと——着いたとたん、シゲルさんはあっという間に服を脱ぎ捨て、海パンになってプールに飛び込んでいました。

何と自由なやつ・・。

しばらく気持ちよさそうに泳いで満足したシゲルさんは、お詫び(?)に美味しいガーリックシュリンプのキッチンカーへ連れて行ってくれました。ガーリックがしっかり効いてて、これが美味しかった〜。立ち寄ったワイメアビーチの砂浜にはウミガメもいて、のんびりした南国の一日でした。

夜のビーチと、自由すぎるシゲルさん

このツアーで仲良くなった私たちは、その後も夜のビーチで飲んだりバーベキューしたり。

集まったメンバーがまた濃くて。シゲルさんの現地仲間のすし職人さん(地球の歩き方に寄稿してるって言ってた気がする)、しょっちゅうハワイに来てる常連の日本人、ちょうど現地で働いていた私の友人…なんだか不思議なパーティになりました。

シゲルさんはオフの日も海岸でパンを餌に釣りをして、きれいなカイトが空を舞う下で、相変わらず一人で泳いでいました(笑)。「今まで見た中でアフリカの夕日が一番きれいだった」「ずっとハワイにはいないだろうな。次はどこに行くかは自分でもわからない」って。自由気ままな人生だなぁ。私はハワイの夕陽も十分きれいだと思ったけどね。

お別れパーティと、マティーニの代償

帰る日、みんながお別れパーティを開いてくれました。

そこで初めて知ったんですが、シゲルさん、元バーテンダー。私の好きなドライマティーニを作ってくれたんです。でもグラスがアメリカ仕様で、日本の3倍くらいある大きさ。

…これが、いけなかった。

飲み過ぎて、帰りの飛行機で死にかけました。アメリカ人の乗客にお願いして横一列まるごと譲ってもらい、寝かせてもらってなんとか帰国。CAに無理を言って替わってもらったその人が、すごく不機嫌そうで…本当に申し訳なかったです。

というのが、私のハワイ帰りのオチ。なんだかな~。

これからハワイでオプショナルツアーを選ぶ人へ

さて、ここからは「これからハワイに行く人」向けに、少しだけ実用の話を。

私が参加したような少人数の現地ツアーには、はっきりメリットとデメリットがあります。

  • メリット:融通がきく。人数が少ないと自由度が高くて、ガイドさんや他の参加者と仲良くなれる。シゲルさんみたいな“当たり”を引くと、一生の思い出になります。
  • デメリット:当たり外れがある。最少催行人数(だいたい3人〜)に届かないと中止になることも。ガイドの人柄で体験がガラッと変わる。

ノースショア方面を選ぶなら、サーフィンの聖地の大波、ガーリックシュリンプ、運が良ければウミガメ、そしてのんびりした空気が楽しめます。きっちり観光を回るより、“その日の流れ”を楽しめる人に向いています。

ツアーは現地で飛び込むより、日本から予約サイトで申し込んでおくと安心です。気になる人はこちら(VELTRAのハワイ オプショナルツアー一覧)から探してみてください。

ちなみにもう一つ参加した「天国の海」=カネオヘ湾のサンドバーも、それはそれは綺麗でした。その話はまた別の記事で(新婚さんだらけで、ちょっとだけ地獄だった話も含めて(笑))。

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